半年で偏差値50→70に伸ばした浪人生の戦略【英語編】|参考書・勉強法・スケジュールを公開!
はじめに
「英語の偏差値が伸びない…」「何をしても成績が上がらない…」そんな悩みを抱える受験生は少なくありません。
この記事では、英語の偏差値が50だった筆者が、浪人生活を通じて半年で偏差値70まで伸ばし慶應義塾大学に合格した実体験をもとに、使用した参考書や具体的な勉強法、勉強スケジュールの工夫などを紹介します。
現役時代;伸び悩み続けた3年間
高校入学時の模試で英語の偏差値は35。国語は39、数学は37と、全体的に厳しいスタートでした。部活と両立しながら勉強に励んだものの、模試の偏差値は一進一退。高3で通った塾の指導に従って参考書をこなすも、受験本番では全敗に終わりました。
原因は「やった気になっていた」こと。時間だけを費やし、学習の質や計画が甘かったことに浪人直前に気づきました。
浪人期スタート;効率を重視した勉強法へ
<勉強計画の方針>
浪人生活では、河合塾に通いつつ、脳科学や人間科学分野の本で「効率的に頭に入る勉強法」を追求。単に時間をかけるのではなく、復習サイクルや暗記法、理解度チェックを重視するスタイルに変えました。
使用した参考書と具体的な勉強法
【英単語】鉄壁+解体英熟語
進め方:1日目にチェック(全部覚えることを目標)、2日目にチェック箇所を復習、1週間後・1ヶ月後に全体復習
ポイント:
- スピードを意識
- イメージで覚える(日本語訳の暗記ではない)
- 復習サイクルを厳守
- 単語をやる日を決め1日でやる。だらだら何日も時間をかけない。
【英文法】塾教材(市販問題集でも同様)
学習サイクル:
- 1日2日で一周する
- 翌日できなかったところの復習(確実にできるようにする)
- 1週間後できなかったところを再チェック
- 1ヶ月後、全体復習
注意点:いかに時間をかけずに頭に入れるかポイント。スピード重視。
市販の参考書の場合、vintageや NextStage推奨(文法の部分だけで良い)。
*但し偏差値40前後の場合は、解説が分かりやすい参考書を先にさっと終わらせる
【英文解釈】講師作成教材(難関大の過去問使用)
ポイント:
- 前後関係、段落内でのそれぞれの文の役割を意識
- 添削を受けて、自分の弱点を可視化
- なるべく良質な和訳ができるように(文脈に合わせた意味の通る訳)
市販の教材の場合、解釈の基本を抑えられる1冊と、難関大学向けの解釈本1冊。
【長文読解】MARCH〜早慶レベルの過去問中心
開始時期:夏以降
進め方:
- 9月:MARCH・関関同立(正答率7〜8割は安定させる)
- 10月:MARCH+早慶(5:5の割合)
- 11月以降:早慶中心
読解力UPのコツ:
- 問題作成者・筆者の問題意図を考えて解く
- 解き終わった後に、設問意図・空欄位置の理由を各設問必ず分析
- 各段落・文全体の構造を意識して読む
成績推移(偏差値)
- 浪人開始時:偏差値50前後
- 8月(全統記述模試):偏差値70
- 10月(全統記述模試):偏差値67
半年で偏差値が20以上伸びた理由は、「やり方を変えたこと」と「復習サイクルの徹底」に尽きます。
振り返りとアドバイス
- 時間ではなく「質」と「戦略」がすべて
- 「やった気」から抜け出すには、計画と振り返りが必要
- 浪人生も現役生も、1日の中で限られた時間をどう使うかがカギ
まとめ
英語の成績は、やり方次第で大きく変わります。重要なのは、毎日の積み重ねと、それを効果的にするための工夫です。浪人生活で得たノウハウが、現役生・浪人生問わず、皆さんの参考になれば嬉しいです。